- *アトピー性皮膚炎
- *乳幼児アトピー性皮膚炎の治療
10年前から、アトピー性皮膚炎の新しい治療薬はでていませんが、皮膚のアレルギーに関する考えかたは、進歩しました。従来、食物アレルギーは、食べてアレルギーになると考えられていましたが、皮膚に食物が接触するだけで、食物アレルギーになることがわかりました。
そうすると、乳児の口のまわりの湿疹を放置して、あれた皮膚の状態で、ミルクを飲んだり、そのまま離乳食をはじめると、食物アレルギーになる可能性が高くなります。ですから、しっかりステロイド軟膏をぬって、炎症をとめて、その後は保湿剤で保護したほうが、アレルギーになりにくい。したがって、いま勧められている皮膚科治療は、保湿剤をたっぷりぬって、皮膚を保護することです。
当院では、出生後2~3ヶ月に湿疹ができて、受診する乳児が多いです。その後、経過をみて、湿疹が悪化する場合は、離乳食が始まるまえ、5か月で、近隣の小児科に依頼して、食物アレルギーの検査を行います。

ちいさなほくろ、粉瘤、血管腫の手術を行っています。高齢化に伴い、皮膚に悪性腫瘍、前癌状態の腫瘍が多くなっています、ダーモスコピーを使用して鑑別診断を行っています。

日常生活で使用している製品(シャンプー、化粧品など)でかぶれを起こしていることがあります。また金属アレルギーが掌蹠膿疱症、口内炎の原因になっていることがあります。当院ではかぶれの疑いのある製品や金属のパッチテストを行い、原因を確かめます。
紫外線治療は乾癬、掌蹠膿疱症などの皮膚疾患に有効で使用されてきました。従来のUVAを使用した紫外線治療は使用する前に軟膏の塗布、治療後の遮光が必要でした。ナローバンドUVB治療はそのまま光線をかけるだけで、白斑、乾癬、掌蹠膿疱症などの疾患に有効です。さらにエキシマライトは308nmの単波長を選択的に高出力で出すシステムです。当院ではエキシマライトを導入して、ナローバンドUVB治療より、より短時間で治療をできるようになりました。

AGA(男性型脱毛症)とは生え際が後退する、頭頂部が薄くなるなど成人男性に起こる髪が薄くなる状態です。Androgenetic Alopeciaの頭文字をとってAGAと呼ばれています。
AGAはDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンが原因となっていると考えられています。
DHT(ジヒドロテストステロン)はホルモン(テストステロン)が5αリダクターゼという酵素と結びついてつくられます。
>AGAについて詳しくはこちら
当院では、AGAに効果があるお薬『プロペシア』『ザガーロ』を処方します。
処方には来院が必要です。電話やFAXなどでは処方できません。薬を希望される患者さんご本人の受診が必要です。1人1人の体質・体調を考慮しますので、検査や診察の結果、お薬が出せないこともあります。また、『プロペシア』『ザガーロ』は医師の処方が必要で保険適応外の薬です。(保険証は不要です )保険適応はありません、診察は自由診療となるため全額自費になります。
プロペシアは5αリダクターゼを阻害し、男性型脱毛症の原因物質であるDHT産生を抑制します
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